ドクターヘリ、パイロットの年収について

ドクターヘリは公的な資金を投入することで運用されているヘリコプターではありますが、その運行(操縦や機体整備、管制など)は小規模の航空会社が受注して行っているのが実情です。

そのパイロットはそういった航空会社で雇用または契約して勤務しています。日本において回転翼の事業用免許は自衛隊や消防・警察などで訓練を受けて取得することが殆どです。

その免許を個人で取得するには莫大な資金がかかり、現在ではほぼ不可能であると考えられ、また、近年ではドローンの技術が発展するにしたがって民間のヘリコプター業務の需要が減少していることから、民間企業で回転翼操縦士を養成しようという動きは縮小する一方なのです。

よって、現状ではそういった公的な組織を退職してドクターヘリの操縦士として転職してくる、というケースが多いのです。その年収としては500万円~700万円と決して高額とは言えません。自衛隊の操縦士としては30代で年収700万円以上はありますので、年収というポイントからは転職のメリットはそれほど見えてきません。

しかし、ドクターヘリはほぼ同一地域内で運用されるものですから、全国的な転勤という可能性が殆ど無くて、操縦免許を人命救助のために活かすことが出来る、という意味では大変魅力的なのだと言えます。

そういったポイントから、自身の出身地の近くで運用されているドクターヘリに転職する操縦士は多いようで、そこには年収を超えたやりがいや生活の安定があるのだと推察されるのです。

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