救命率を高めるドクターヘリ

ドクターヘリは、重篤な症状がある患者さんを現場から病院に搬送するだけが役割ではありません。

ドクターや看護師が同乗して現場に送り届け、初期治療を施すこともあります。このため、ある程度の医療機器や医薬品が搭載されていて、救急車よりも対応できる範囲が広い特徴があります。ではドクターヘリが派遣されると、どんな効果があるのでしょうか。一番の目的は救命率を向上させるもので、医療行為ができるドクターが同乗することで、初期治療を開始する時間が短縮されます。

救急車にはドクターが同乗することは殆どないため、病院に到着するまでは不安定な状態が続いてしまいます。ドクターヘリで現場にドクターが到着すると、その場である程度は容体が安定的になるよう対応してから搬送できるので、後遺障害が出にくくなることもメリットです。30km圏内であればおよそ9分というスピードも、救急車とは大きく違うところでしょう。命を守るために行われる素晴らしい活動ですが、一般の人が救急車を呼ぶようにドクターヘリを呼ぶことはできません。

派遣するかどうかは消防本部が主に決定します。出動基準が細かく設けられていて、重篤な中でもその基準に当てはまったときに出動要請が行われます。患者さんがいる場所の近くに着陸できるヘリポートがないときや、駐車場やグラウンドなどの広いスペースがなければ、着陸できるところまで救急車で搬送が行われることも多いです。ドクターヘリの利用料は発生しませんが、医療行為については支払いが発生します。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *